介護施設でバイトして思ったこと:人生の敵は無気力?

少し前に1回だけ介護施設でスキマバイトをした。

介護施設には初めて入った。職員さんは20代から60代くらいで、みんないい人。ザ近所の面倒見のいいおばちゃん、ねえちゃん、おにいちゃん、みたいな。

利用者さんの年齢はわからないけど、70歳から90歳ちかくだと思う。

びっくりしたことが、みなさん本当に元気がない

ぼ〜っとTVの前に座っている人。自分で食事ができないから、ペースト状のものを食べさしてもらってる人。

食事の時間が終わったら、職員さんは大量の薬を持って巡回。

ひとりだけよく動く人がいた。誰ふりかわまわず話すし、しょっちゅう出歩いている。その人がくると、バイトリーダーは「また来た」「あのひとは無視でいいから」と。

そのバイトリーダーも高齢者。おそらく70歳は超えていて、元気がない利用者さんたちと年齢は変わらない。

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バイトが終わってから、やるせない気持ちになった。

元気がない高齢者たちが生きていくだけで、若い世代に税金で負担がかかっている。

もっと絞り込むと、家族であるお子さん(50~60代かな)は金銭的な負担が大きい。

介護士さんと施設の良い生活のおかげで、元気がなくてもきっと長く生きられると思う。その分、ずっと家族の金銭的な負担は変わらない。
自分の家族じゃないけど、納税者としてはやるせない気持ちになる。いや、ちょっとした怒りかもしれない。

もし、この元気がない高齢者が、自分の大事な人だったらわたしはどうするだろう。
自分でお世話はできないから、施設に入ってもらえたら安心かもしれない。でも、どこかで金銭的な負担がきつく感じるかもしれない。

 

元気がない利用者さんがいる一方で、バイトリーダーはすごく元気。
マルチタスクで仕事をこなして、私のようなスポットワーカーにも親切に仕事を教えてくれる優しさもある。

健康に過ごせるのは運もあるかもしれない。でも、もしかしたら「お金のためにも、ちょっと働かないと」ってくらいのほうが健康寿命はのびるのか?

後期高齢者の方がばりばりバイトをされている記事が出ると、「高齢者が働くことを美化するな!」「年金だけで暮らせるようにしろ!」と炎上している。

たった1回でも実際に元気がない、何もできない高齢者の集団を見たあとは、のんびり年金暮らしはちょっと危ないんじゃないかと思ってしまう。

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老後の悠々自適生活のための資産形成よりも、いまたくさん遊ぶ方がいいな。その思い出作りもある意味、老後への投資になるかもしれない。もちろん資産形成もしながら・・・

あとはどこでも飛び込んで行ける力はずっと保っておかないといけない。その力があれば、バイトだってできるし、仲間づくりだってできる。無気力が人生最大の敵なんじゃないか?

人生は終りが来るし、その終わりはいつかわからない。さらに終わりに近づくにつれて徐々にエネルギーがなくなっていってしまう。たった1回のバイトでひしひし感じた。

 

わたしの両親はもうすぐ仕事を引退する。これまでの仕事人生が大変だったと思うけど、今後もできればのんびり暮らしてほしくない。80歳までは自分のことはなんでも自分でしてほしいし、80歳を超えてからも何かしら"楽しい気持ち"は保っていてほしい。趣味を持つことは難しいから、小さな楽しみとかたくさん集めていてほしい。